2009-09-23

昔から何となくではあるが、我が家ではこんな文字を目にすることがあった。

「般若心経」

最近、何となく何かのきっかけでこの言葉を目にして、
この年齢になり意味を知りたくなった。

あ、ちなみに、まったく宗教とか関係ない話ね。

あたくしにはとっても尊敬してる伯母がいるのだが、
先日電話で突然「その意味を知りたくなった」と伝えると、
山のように資料を郵送してくれた。
同封してあった手紙には、
「わたしもこの年になっても、意味を理解できないのよ」と。

色んな説があり、文化がり、価値観がある中で、
このお経は伯母が言ってた通り、まだ30年も生きていないあたくしにとって
意味がわかるどころか、ますます考えるものになった。

でも要は、「人は生まれながらにして無であり、何もない」ということなのかな。
こう考えるとすべてのことが楽に考えられそうな気がする。

欲がなければ苦しみも生まれず、苦しみを抑える方法もない。
得るという事がないから、心を奪うものも覆うものも、それに対する恐れもない。
それによって、常に心は平穏である。

そうね、目の前のことを一生懸命してれば、確かに心は穏やかよ。

っても人間に生まれた以上、あたくしも欲だらけっすわ!
いつも奇麗にしてたいし、おいしいもの食べたい、ワイワイしたい。
バランスって大事ねー。もっとまるくなりたいな。

と、こんなことを書いてる最中、あたくしの手の甲に蚊が一匹とまった。
それをじっと見つめてると蚊のお腹にあたくしの血がたまっていくのよ。
痒さを我慢して、蚊の人生に貢献したわけ。お腹いっぱいになった蚊は、
満腹で重たいからだをなんとかふりしぼって飛んでふらふら床にたどり着く。

0 件のコメント: