2012-12-20


私は勉強不足で、簡単に軽卒な事は言えないけれど、
地元である、故郷である福島にすむ友人や家族は、
現状の政治の問題や原発問題、沢山の問題の最中に居る方々の中で
本当に自分たちで立ち上がる、選択肢を探すという人が多い気がする。

それは、政治や地方団体を頼ったり、というのではなく、本当に
「もう当てにはならないから」と今、一瞬、一日、これからの事をリアルタイムに
考えなければならないの、だと。
ニュースはマスコミが色々伏せて情報を提供している事も多々あると思うし、
一概にはそうは言えないけれど、本当に福島に住む人の気持ちは本当に様々だし、
家族の話を聞いていても自分がココに居る事が許されるのかな、とか、
変な感じになってしまったり。

あの日、3月11日、私は、たまたま実家に向かって高速バスの中に居た。
途中の駅で地震に遭い、ただ何も知らないバス会社は福島へ向かった。
ところが高速道路は閉鎖、下道で行くも街明が100%消えていた。
コンビニには品物がなく、水、乳性品、米も みた記憶がない。
3時間で着く所を、24時間かけて帰った。
電話も繋がらない。けれど、母はいつ帰るか分からない私を駅でずっと待っていてくれた。
今思うと、帰ろうとしていたのは、本当に運命だし奇跡だったと思う。
次の日から、実家でみるTVは本当に目を覆いたくなるような状況を、
全チャンネルで放映していた。
すぐそこ(30キロとか)で起きている悲しい出来事も本当にリアルに。
今でも思い出す。

それから1週間経って東京に帰れるメドがたったけれどそれは奇跡的に従姉妹達が
福島に居て、車で長野経由で送ってもらったから。
帰る時も「お前は若い。ここに長く居てはいけない」と、ついこの間まで考えもしなかった出来事、両親からそんな事を言われるって、すごく悲しかったし、
両親を置いて、家族を置いて私は本当に東京に帰っていいのか?と
そればかりを考えていた。

あれから時は経ち、電気のありがたみも薄れてきてるような気がするけれど、
本当に本当に、今回の選挙は色々な課題、というか日本という国をひっくりかえしたような変な出来事がとても多かった気がする。
あの頃を思い出すと、私はとってもずっと悲しい気持ちに居て、私だけじゃなくて、
なんと言うか、悲しそうな顔をしている人が多かった気がする。

今ではもう、日本を出るしかない、とか周りの人が本当に沢山言っていてびっくりして、
でも一概に止める事もできず、なんと言うか、いたたまれない。
まずは自分の置かれている状況や、環境を第一に考え、
一つ一つを大事に行動しようと、改めて思う。

そういう国に産まれたわけで、何らかの意味があってココにいると思う。
し、感情ではなく、本当に大事な事を瞬間瞬間で考えて行動しよう、本当そう思った。

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